![]() 「ピンポン」の監督の期待の新作アニメーション、 「ベクシル ‐2077日本鎖国‐ Vexille」観てきました。 2007年8月18日公開。 どうせアニメ映画の常として絵が超キレイな訳わからん作品だろうと。 絵面的に近い「アップルシード」の酷評を聞いてたせいもあったけど 期待しなかったのが良かったのか、コレが意外にも意外にも。 すごーくかいつまんで意訳すると以下な感じ。 物語は近未来。ロボメカで急成長した日本だったんだけど、 バイトテクノロジー×ロボット産業ってやりすぎるとヤバくね? という国連からの規制がかかったのに逆切れして鎖国しちゃった。 鎖国から10年、肉眼でも衛星でも姿すら観る事のできない日本。 どうもその中でよからぬ事が起こってる…というタレ込みから 鎖国日本への米国特殊部隊の潜入作戦が決行されるものの、 10年ぶりに目にした日本の光景は山も川もない荒野となった国土。 どうなってんじゃ? と、あとはネタバレになっちゃうんで伏せときますが、 これにヒロイン、もう一人のヒロイン、二人の想い人(現ヒロインの彼氏) の恋模様がちょびっと(ほんと少しだけw)混ざった、 非常にベタながらしっかりした主軸の通ったお話になっています。 ありがちな「CGテクニックプロモーション映画」で終わってません。 映像自体は肌の質感とかちょっとヌラリとしているし いわゆる「ファイナルファンタジー」的な美麗さはないんですが そのかわり動きとか呼吸とか、役者の演技、音と一致していて 瞬間的にキャラの息づかいを感じる場面がいくつかありました。 特殊部隊ならではのアームスーツやメカを用いた バトルシーンもかなり迫力あったと思う。 以下、わりと長々感想です。 とはいえ、最初、美麗CG映画だって思って観始めたので 肌とかメカの質感や動きの一つ一つが気になってたんです。 でもアニメーションに実写を求めるのって違うよなーと思って 脳みそをゲームモードに切り替えるというか、 実物を省略し誇張してデザインした物として受け入れたら 画面がとたんに活き活き動き出したんですよね。 あ、そうか、アニメなんだから実写の代わりとしてじゃなく アニメとして楽しめばいいんじゃん、と今更気づきました。 もちろん自分の意識の切り替えの問題だけじゃなく 視点を含めた演出が良かったからドキドキワクワクできたんだと思うけど。 で、時にぎこちない映像が 何故そんなに活き活き見えたかと言えば やっぱり役者の演技だったと思うんですよ。 主演3人は黒木メイサ、松雪泰子、谷原章介 という芸能人綺麗どころ。 谷原章介はちょっと弱い感じがありましたが、 真っすぐ思うがままに行動する主役を演じる黒木メイサと、 対称的に思いを秘め使命に突き動かされ従った もう一人のヒロイン演じた松雪泰子がすっごい良かったです。 特に松雪はキャラクターの呼吸が感じられるような 瞬間があってわーすごいなーって思った。 (「フラガール」観たばっかだったので多少贔屓目があるかも…) 丁寧だけどちょっとぎこちないアニメの動きが 想像で補完されて逆に良かったのかも。 周囲を固めるのは大塚明夫、朴ろ美、櫻井孝宏、 森川智之、柿原徹也と今をときめくっていうか 人気声優ばっかだったので これもわかる人なら楽しめる要素の一つでは。 音楽もウリの一つになってますが、確かに良かったです。 サントラ欲しいーっていうのとは違うけど ベタすぎだろってくらいこの映画には王道な音が付いてて。 ここまで書きつつ、私はかの「スチームボーイ」も 普通の楽しめた人間なのでものすごく甘い、偏った評かもしれません。 とりあえず特殊部隊とかアームスーツが好きな人なら 楽しめると思います。わりと応援したい一本。 |
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